母乳で育てていた下の息子、2歳半をすぎた頃もまだまだ卒乳の気配がなく、日々暇さえあれば授乳してくる日々が続きました。
肩は凝るし色々吸い取られるし時間をとられて自分のペースでの家事もままならない日々に疲れた私、そろそろ卒乳、断乳を!と検討して悩んだ挙句結局自然にまかせてみることにしたのですが3歳5ヶ月の現在、どうやら自然に乳離れしそうです。
本当に、自然にまかせていても時の流れとともに自然に離れていくんだなーとしみじみ感じました。
今回はその経過を報告しますね。
私の自然卒乳の経過、やり方
2歳9ヶ月の頃に卒乳するかどうか悩んでいたことは以前記事にしました。
私はちょっとだけ在宅でも仕事はしてますが現在ほぼ専業主婦で、ほとんど家にいる生活を送っています。
そうはいっても、当時は息子は暇さえあれば授乳。
心が折れれば授乳。
という感じで、家事もよく中断せざるをえなくていらいらすることもあり、そろそろ卒乳しなくてはと思っていました。
そんな時に身内に、「無理することはない、自然に離れていくものだ」みたいなことを言われ、私も無理に卒乳をがんばることについて気が進まない気持ちもあったので、時間はとられますがそのまま放置することにしたのです。
自然卒乳のやり方はどうすれば、と思う方がいるかと思うので書きますが、やり方というほどのことでなく、ただ流れにまかせていました。
息子が授乳したい時に授乳させる。
ただ、夜寝る前の授乳はだいぶ前に前歯に初期虫歯ができた段階で、「寝る前、歯磨きのあとはだめ」と言い聞かせてやめています。
その後も、1日数回の授乳タイムがありつつも、それがあたりまえとなり、日々がすぎていきました。ちなみに夜間授乳はすでにありませんでした。昼間だけ。
授乳の回数や時間は少しずつですが減っていきました。
少しずつ授乳によるスキンシップよりもただぎゅーっと抱っことか、ほっぺをくっつけあう、ほっぺにちゅー、とか、違う形のスキンシップが増えてきたこと、また息子の成長によって、外に向かって色々興味がでて社会性が育ったり、出来ることが増えてきたこともあり、授乳への執着が自然に減ってきたのです。
それでも3歳すぎてもしばらく授乳してたし、実際ちょっとは母乳もでてたみたいでしたけどね。心の支えだったんですね。
それが、3歳と数ヶ月すぎたくらいから、気づいたら、「あれ?昨日から授乳してない?」とかいう日がぽつぽつでてきて、今は、たまに授乳しても、ちょっと吸っておしまい、みたいな淡白なものになりました。
お互い、寂しい気持ちにならず、本当に自然の流れで母と子の関係性、おっぱいと息子の関係が変わっていったように感じます。
自然卒乳のメリット
自然に乳離れができたメリットは、何より、母親の私にも、息子にも乳離れするときのストレスが一切なかったことですね。
無理に離れさせる辛さもなく、無理に引き離される辛さもなし。
私の場合は、授乳で時間とられたりの辛さよりも、無理に乳離れする辛さのほうが優っていたので、自然卒乳は私にとっては本当にぴったりの方法、流れでした。
あと、急に断乳すると、そこで急激に女性ホルモンのでかたが変わって、鬱っぽくなることもあるようですが、そういうこともなく、気づいたら離れていた、という感じなので心の変化も特になし。
本当に自然の流れのなかでだったので、私にとっては心も体も楽でした。
自然卒乳のデメリット
子供が赤ちゃんでなくなっても、1日のなかで数時間は強制的にくっついて動けない時間がある、というのが最大のデメリットですね。
早く子供と離れてやりたいことをしたい!とか、やらねばならないことをしなくては!という気持ちや事情が強い場合は、この時間がとられるというのが最大のデメリット!
ただ、私の場合は家にいる時間が多かったのでできたことだと思います。
家事など本当におろそかになったり、授乳によってエネルギーを吸い取られて疲れ果てたりすることも多々ありました。
薬を飲むことなども制限されます。
そういうのにとてもストレスを感じる場合は、がんばってしかるべき時に断乳したほうが双方ストレスにならずにすむと思います。
我が家の自然卒乳のまとめ
母乳育児には必ず終わりがあります(特殊な例とかわかりませんけど)。
乳も自然にでなくなるしね。
病院やら検診やらでは、あたりまえのように卒乳、断乳について指導をされたりすすめられたりすることが多いというか世の中母親が自分で子供を乳離れさせていく、というのが常識で主流なのかなと思うんですが、子供にいくら言い聞かせても、卒乳も断乳も親子ともども辛かったり心理的にも肉体的にも負担があることも多いと思います。
母乳育児って、理性で考えられることではないですしね…。
もし、例えば外で仕事をフルタイムではじめたから人に預ける必要が、とか、途中で母親のほうが病気などで授乳継続が困難、とか事情がないなら、無理に卒乳や断乳を考えずに自然にまかせてみるというのもひとつの手だと思いますよ。
中にはほっといたら5歳、6歳まで乳離れしない子はしない、とかいうのも聞きますけど、我が家のように自然に親子の授乳する時の関係性が変化していって離れていく、という事例もありますので、よかったら参考にしてくださいね。