年少の娘が幼稚園の登園拒否をしている話は以前しました。
「幼稚園行きたくない!」年少の休み明けの登園拒否。改善のためのヒント
前回記事にした時の対応は、とにかく無理やり幼稚園に連れて行ってしまうこと。
行ってしまえば幼稚園の保育のプロたちが、どうにかしてくれたのです。
だがしかし、その後もやっぱりほぼ毎朝出かける前に、「幼稚園いやだー!」と泣く日は続きました。
登園拒否はまだまだ続いていた…どうすればいいのか悩む日々
本当に、体力的にも疲れとか不調とかありそうな時は、あっさり休んでしまいましたが、そうでもなさそうな時には、「お出かけしよう」とだまして自転車で連れて行きました。
最初のうちは、連れて行くと幼稚園でやっぱり「いやだー」と泣いて、先生に抱っこしてもらって泣く娘を残して後ろ髪をひかれつつ帰っていました。
こんなにいやがっているのに、だましてまで、幼稚園に行かせていいんだろうか。
私の判断、正しいのだろうか…。
と、帰ってからももんもんと悩んでいたのですが。
帰りにバス停で待っていると、バスから降りてくる娘はにこにこしていて、楽しそうなのです。
「幼稚園楽しかった?」と聞いても、「たのしかった」と言うのです。
私は、何か理由があって幼稚園がいやなら、まだ幼稚園だし、無理に行くことないと思っています。
でも、どうも、娘の様子をみていると、行ってしまえば楽しいみたいなのです。
でも、朝は「ようちえんいやだ、おうちにいる、ママといっしょにいたい」と泣くのです。
で、「ショッピングモールに行こう」と言うと、自分からお着替えして、意気揚々と自転車に乗るので…そのまま幼稚園に連れて行くと、着いたら泣くけどそのまま先生に預けて置いてきて、そして、心配して帰りのバス停に迎えに行くと、にこにこと普通に機嫌がいいのです。
もう、何が何だか、どうしてよいかわかりません。
身近な育児支援施設の保育士さんとかに相談してみる
困った私は、保育士さんなど周りの人々に相談することにしました。
そうすると、みなさん「無理して幼稚園行かせなくていい」、とおっしゃいました。
「小学校じゃなくて、幼稚園のうちにいやだ、と言っているならまだいいじゃないか」と。
幼稚園は義務教育じゃないしね。ほんとそこはまだよかったと私も思っています。
あと、小学校で登校拒否をしていたことのあるお子さんを持つ方は、「近所の同じ幼稚園のお友達の話とかしてみたら」とアドバイスしてくれました。
そこで、娘にお友達の話をふってみましたが、娘はまだ、個別認識が薄い模様でしたが、ちょっとはよさそうな反応でした。
それでもやっぱり朝の「ようちえんいやだ」は続きました。
周りの意見を聞きつつも、母として娘とじっくり向き合ってみる
幼稚園に行きたがらない娘をなだめてすかして、自転車で連れて行く日々がしばらく続きました。
でも、少しずつ朝の態度が穏やかになっているような…。
最近は、数回に一回は、普通に着替えて登園するようになりました。
いやがっていた日も、朝、幼稚園に連れて行くと、ちょっとだけ幼稚園をいやがりつつも先生にあれしよう、これしよう、とか誘われるとそのままさらっとついて行くようになりました。
最近は、以前よりも、家で幼稚園での話をするようになりました。
おともだちの名前が少しづつでてきてから、娘の様子が変わって来たかなあ、と後になって見ると思います。
いろいろな人の意見を聞いて、悩んで、迷いながらも、娘をよく見てみると、幼稚園自体はいやがっていなそう(もともとおともだちも先生も大好きだったし)。
これは、本人の言いなりになって下手に長期休んでしまって、幼稚園になじむのが周りより遅れてしまうと、そのせいでまた行きずらくなるかもしれない…と思いました。
なのでとにかく、幼稚園生活になれるようにと、なんとか幼稚園に連れていっていたのですが…うちの娘の場合はそれで今、なんとなく改善のきざしをみせています。
心配性の私は娘の登園拒否から色んなことを考えました
大きくなってからの登校拒否やひきこもりのように、私にはわからない心の闇が娘にあったらどうしようか、とも思っていたのですが、よくよく娘と向き合ってみると、どうもそういう感じでもなさそうに見えて。
登校拒否には、実は軽度の発達障害が隠れた要因になっている場合があると、よく聞きますが…まだ4歳年少で正確にはわかりませんが、そういうふうにも見えないのです。
保健師さんに相談しても(とにかく相談できるところにはしまくったのです)、コミュニケーションがよくとれているし、情緒面や頭の発達は問題なさそう、とのことで(まあ今のところですが)。
そして、まだ年少だし、2年保育の子もいるから、あせらなくていいのではとのことでした。
娘の場合、プレ保育に通ってなくて、はじめての集団生活だったしなあ…。
それにしてもみなさんやさしい。話聞いてもらえるだけで母親である私の心が軽くなります。
母親の気持ちが明るくなってリラックスして子どもに向かえる。子供の話を聞き、受け入れる余裕がある、というのも、子どものために大事ですよね。
娘の登園拒否の着地点とまとめ
話それましたが、娘の場合の登園拒否の原因、強いて言うと、
朝、早起きして、バス停まで歩くのがかったるい
とかそういうダメ人間的な理由っぽいような気がしないでもないというか…。
朝、バスの時間が7時半と早いので、早起きが苦手なのも原因なんじゃないかな(私も朝辛いもの…)。
なぜなら、「自転車ならいく」という日も何度かあったのですよね。
自転車なら、自転車置き場まで歩けばあとは自転車乗ってれば幼稚園つくから、本人的にはハードルが低いのかもしれません。
あとは、初めての集団生活、楽しいこともあるけれど、はじめての社会、集団のなかで感じるストレスも大きな原因なんだろうな、とも感じました。
私もけして集団生活好きなタイプではありませんでした。
娘は、社会生活の厳しさに、生まれてはじめて直面しているのかもしれません。
でも、いずれは社会で行きていくので、休み休みゆっくりでいいから、慣れていけるといいな。
それにしても、今回、登園拒否に対処するためにいろいろ人に意見を聞いてみて思ったのは、
子育てには正解がない
ということでした。みなさん、ご自身の経験から得たことをお話してくれるんですけど、全部、それぞれの経験から、それぞれで出した答えなんですよね。
だから、よその誰かに聞いたところでうちの子のための答えはでてこないのです。
よその経験やケースはあくまで参考なんですよね。
でも、その参考があるとないでは大違いなんですが。
育児での答えは結局、目の前の子どもときちんと向き合って、悩んで、母親の自分でだすしかないんだなー、と、感じましたよ。
まだまだ山あり谷ありな子育てですけど、気負いすぎずに子供と一緒に育っていけるといいなとか思います。自分も気分転換しながらね!
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