育児ネタとはいえ随分昔に遡りますが、愛用していた搾乳器のご紹介です。
我が家は、第二子の息子が生まれた時小さめで、しかも口が小さくて、生まれてすぐはうまくくわえこんで授乳ができませんでした。
産院では、産後に連日スパルタ指導をうけましたけど、そもそもの私の乳首に対しての息子の口が小さすぎて、物理的に授乳が難しい状態。
赤ちゃんは母乳を飲むときに、乳輪までくわえこんで、乳輪を歯茎や唇で押すというか噛むようにあむあむと飲むんですけど、そこまで口が届かないんですよね。
乳首だけくわえても母乳はちょっとしかでてきません。
でも赤ちゃんはお腹になにかいれないと脱水になったり栄養不足になってしまうので、ミルク併用をしつつ、あとは搾乳して哺乳瓶で母乳を与えていました。
その搾乳が、産院で小さなガラスの哺乳瓶用の瓶をわたされるだけで、それに手で絞るやり方で…本当地獄でした。
だって母乳って絞ったら四方八方飛び散るじゃないですか。
そんな小さな口の瓶のなかにおさめるのが至難の技というか…今思っても、あの産院の搾乳の指導はおかしかったと思いますわ。
それで、産院では、とにかく頻回授乳して、あとは搾乳したり、ミルク追加したり…。
助産師さんの指導のもと、本当に辛い日々を過ごしました。だってくわえるのが物理的に大変なのに毎回無理やりくわえさせられて息子もいやになってしまうし、でも、ちょっとでも授乳させないと助産師さんこわいし、最初からミルクに切り替えてしまって母乳がでなくなっては困るし…。
家に帰ってきてからも産院での母乳指導は実践していて、2時間毎に、授乳(の真似事)、搾乳してあった母乳を哺乳瓶で足す、さらに足りない場合ミルクを足す、という地獄の日々を送っていました。
上の子の育児もあり、帝王切開で傷も痛いしもう大変でした。
息子は乳頭混乱をおこして、今度は直接授乳を拒否しだしたり…本当に死ぬかと…。
ちなみに、乳頭混乱をおこしてからすぐ購入したピジョン 桶谷式直接授乳訓練用 母乳相談室の哺乳瓶を使うようになって、乳頭混乱は改善しました!乳頭混乱には母乳相談室おすすめです!!
母乳を飲む時と同じ顎の動きで飲めるので、乳頭混乱をおこしにくいのです。
普通の哺乳瓶のニップルだと、勝手にでてくるので飲むのが楽だし、母乳と飲み方が違うんですよね。
さてさて、その後、疲れ果てて助産院の母乳相談にいってみたら、
「今は大きさが合わなくても、赤ちゃんはどんどん大きくなる。体重が6kgくらい超えたら必ず飲めるようになるから!今は、夕方にミルクを足してみて。そのままミルクの量を増やさなければ赤ちゃんの体重が増えていって自然にミルクの量は減っていくことになるから」
あと、夜中に搾乳するよりまずは寝たほうがよい。数日夜寝てしまっても母乳は枯れない。
とのアドバイスを受けました。
母体が疲労しているとでるもんもでないんですよね。
そんなこんなで試行錯誤して、一回の授乳でなかなか量飲めないのを頻回授乳でカバーしつつミルクを足して、なんとか母乳育児を軌道にのせることができました。
あと、ミルクは足すなら、夕方とか夜寝る前とかがおすすめ。腹持ちがいいので夜間授乳の回数を減らせます。
そんな時に使っていた搾乳機のレビューです。
ピジョン搾乳機母乳アシストを実際使った感想
ピジョンは、ベビー用品ではかなりメジャーですよね。
ネットでググってもすぐ上位にでてきます。
なので、最初なにも考えずにピジョンの手動の搾乳器を購入しました。
こちらのメリットは、胸にあたる部分がゴム製でソフトで、日本製なので日本人の胸にフィットするところ。
とにかく、フィット感を重視する方におすすめです。
使い心地もよく、絞られ加減もたくさん絞れていい感じでした。
ハンドルの握り心地も、日本製らしく細やかな気遣いで、最小限の労力で握れるように工夫されています。
デメリットは、パーツの数がメデラより多くて、あと細かいところを洗うのが面倒なところ。
搾乳って、産後にへとへとな時に日々何度もするものなので、洗うの面倒ってけっこうデメリットかも。
ただ、手動の搾乳器としての使い心地はとてもよかったですよ。
そして、同じくピジョンの哺乳瓶を使う場合は、哺乳瓶の瓶と互換性があるので、搾乳したらそのままピジョンの哺乳瓶として使えるところも便利でしたよ。
※画像なくてすみません。もう手放してしまったもので。
メデラHarmony(ハーモニー)手動さく乳器を実際使った感想
メデラの搾乳器は、電動のものが超有名ですよね!
本当は電動のものがレンタルできたら楽チンでよかったんですが、なかなかお高い。
そんな時、友達にメデラの手動搾乳器のハーモニーをもらいました。
メデラの搾乳器は、パーツの数が少なくて、シンプルです。
洗うのもとても洗いやすい!
洗ったあとに、パーツこれだけだったっけ?と不安になるくらいです。
そして、赤ちゃんって、母乳を最初は小刻みに乳輪を刺激するように飲み、その後、刺激によって母乳がどんどんでてくると、ゆるやかに飲む、というリズムがあるんですが、それと同じように、ハンドルが小刻み用、大きく動く用と回転させて2通り使えるので、そこは本当に研究されているなと思いました。
そして、ハンドルが回転するので、手の形に沿うように搾乳ができるので疲れにくいです。
デメリット、というか、ピジョンに比べると、肌に当たる部分がゴム製でなく、プラスチックなので、あたりのソフトさはピジョンのほうが優れています。
そのぶん、ピジョンはパーツが多めです。
ただ、搾乳する時の吸引力は、メデラのほうがソフトです。
なので、ピジョンだとたくさん絞れて嬉してがんがん絞りすぎる恐れがありますが、メデラはそういう心配はなしです。
ピジョンとメデラの搾乳器を使ってみたまとめ
両方共通していえることは、手動は価格も高くなく、気軽に購入ができるし、持ち運びもコンパクトですが、搾乳する時に肩こります。
あと手が疲れる。
もし搾乳期間が最初からあきらかに長引くことが予想される場合は、電動搾乳器の購入を視野にいれといたほうがいいです。
ピジョンのなら6000円台で買えます。オークションとかで買ってもいいですしね。
産後、ただでさえ疲労困憊だわ産後うつだわで自分がいっぱいいっぱいの時ですから、なるべく不要なストレスは受けたくないですよね。
でもまあ、私は搾乳つかれたけどでも手動搾乳器を便利につかいましたよー。手絞りにくらべたら全然楽でしたし!
おすすめです。
そこでどちらを選ぶかは、個人の性格と好みですね。
どちらも良い商品でしたよ。
そして、搾乳する時には、搾乳器にだけたよらずに、時々は手で搾乳しないと、搾乳器で絞りきれなかった部分の乳腺がつまって乳腺炎になる可能性があります。
マッサージするつもりで、時々手でも搾乳してくださいね。
今回紹介した商品はこちら
ピジョンさく乳機母乳アシスト
メデラHarmony(ハーモニー)手動さく乳器